NURO光は価格.comのネット回線満足度ランキングやJ.D.パワーの2017年日本固定ブロードバンド回線サービス顧客満足度調査で1位を獲得するなど評価が高いです。
しかし、100点満点のサービスはこの世に存在しません。
1位のNURO光のあえて悪いところや残念ポイントを挙げていきます。
目次で流れをパッと確認する
NURO光のデメリットや悪いところは?
NURO光開通前の問題点からNURO光を利用中の人が注意すべき点をまとめました。
エリアが広がったとはいえまだまだ狭い

2018年1月からついに関東以外の関西・東海地方がNURO光のエリアになりましたが、まだまだ全国的なサービスとは言えません。
たとえエリアに入っていても建物の構造上の問題で工事ができなかったり、マンションにお住まいの方は導入するまでのハードルが高いです。
8階建て以上のマンションに住んでいる人は利用までのハードルが高い

NURO光は7階建てまでのマンションなら戸建てと同じタイプを引くことができます。
しかし、8階建て以上のマンションになると、NURO光 for マンションしか利用できません。
NURO光 for マンションは月額料金が2,500円(利用者が増えると最大で1,900円まで下がる)と通常タイプより安いんですが、NURO光を利用予定の人が最低でも4人いないと申し込めません。
マンション内の希望者の取りまとめをしたり、NURO光に開通希望を伝えて4人以上集まるのを待たないといけません。
また、工事のために大家や物件管理者の許可が必要なので、越えるべきハードルが高いです。
開通前の工事が2回ある
NURO光はフレッツ光の使われていない回線(ダークファイバー)を利用しますが、フレッツ光が採用しているGE-PONという規格ではなくG-PONという規格を採用しています。
自宅までの工事はNTTがしますが、屋内の配線工事はSo-netが担当します。会社が違うので、工事が2回必要になるわけです。
順番としてはまず先に屋内の工事をSo-netがして、それから屋外工事の日程を決めます。
また、屋内の工事が完了して、屋外工事の段階になってNTT側の工事ができなくてキャンセルになってしまうケースもあります。キャンセル料はかかりませんが、長い間待ってこの仕打ちは厳しいですね……
ただし、この工事2回のデメリットはお金で解決できます。同日工事費として追加で5,000円払えば、1日でまとめて工事をしてくれます。また、土日祝に工事を希望すると別途3,000円かかります。
NURO光が速い理由ともいえるG-PONのためには工事が2回必要というわけです。
NURO光の工事費は40,000円と他社の約2倍
2回工事があるため仕方ないんですが、工事費がフレッツ光の戸建てタイプが18,000円に対してNURO光は40,000円と倍以上かかります。
工事費は一括で払うか毎月1,333円の分割が選べます。ただし、工事費と同額が通信料金から割引されることで負担は実質0円になっています。
NURO光を利用中の間は工事費の高さに気付くことはありませんが、問題は工事費支払い途中の解約です。
工事費は30回払いつまり30ヶ月に渡って払っていくことになります。途中で解約してしまうと、1,333円×残り月分を一括で払わないといけません。もちろん工事費実質無料は通信料金からの割引なので無効になってしまいます。
ホームゲートウェイの種類によってWiFiの速度が変わる
NUROでは無線LAN機能付きのホームゲートウェイが無料でついてきます。
最近は新型の機種になっていることがほとんどですが、ホームゲートウェイは5種類あって、どの機種になるかはランダムです。
機種による違いは対応している無線LAN規格と同時接続台数の上限です。
新型の2機種は11a/b/g/nに加えて11acにも対応しているので、無線LAN接続時の速度が最大450Mbpsから1.3Gbps(1,300Mbps)と約3倍アップします。
ただ、このデメリットは後からNURO光のサポートデスクに連絡すれば無償で交換してくれます。※2015年5月以前にNURO光を申込んだ方は残念ながら10,000円負担となります。
引っ越し先でNURO光を継続利用する場合でも一旦解約しないといけない
NURO光を利用中の方が引っ越しをすることになったとします。
引っ越し先も運良くNURO光のエリアに入っていて継続する場合、普通なら移転手続きをして解約料金や工事費負担なしで使うことができます。
しかし、NURO光では移転はできず、一旦解約して新規で入り直すしかありません。
NURO光を契約してから2年未満の引っ越しなら9,500円の解約料金がかかりますし、30ヶ月未満なら残り月数×1,333円を工事費の残債分として一括で払わないといけません。
一応、引っ越し先であろうと新規加入扱いなので、またキャッシュバックや工事費実質無料の特典はありますが、短期間しかNURO光を利用していない人は要注意です。
悪質な代理店と強引な勧誘が問題になっている
NURO光に限らずネット回線関係全般に言える問題ですが、一部の悪質な代理店による強引な勧誘や不要なオプション添付が問題になっています。
訪問営業で今より絶対に安くなるや速くなると言って勧誘したり、代理店なのにSo-netと偽って電話営業したりと様々です。
また、ネット上でも高額キャッシュバックを謳っておいて、もらうためにはモバイルWiFiルーターを契約しないといけなかったりと、結果的にキャッシュバック以上の出費になったりと問題だらけです。
幸いなことにNURO光はSo-net自体が販促に力を入れているので、現状代理店経由よりもSo-net直でオプション不要のネットのみに申し込むのが1番お得になっています。
また、NURO光利用者を対象にした勧誘トラブルも問題になっています。
NURO光は2年後料金が上がるからNURO光より速くて安い回線に切り替えませんか?というデタラメだったり、NURO光やSo-netを騙って回線の乗り換えを提案してきたりします。
NURO光の代理店なら会社名と担当者名をメモしてSo-netに問い合わせるのが1番効きます。彼らもNURO光を獲得することでSo-netからインセンティブをもらえるので、So-netに逆らうことはできません。
NURO光を利用していて他社回線乗り換えの案内などで困ったら総務省の電気通信消費者相談センターへの連絡がおすすめです。日本の通信関係のトップが総務省なので効き目バッチシです。
まとめ:デメリットが気にならない人はNURO光に加入しよう
ここまでデメリットや悪い点について書いてきましたが、正直目立ったデメリットはエリアが狭いのと工事が2回あるぐらいです。
NURO光が少しでも気になったらすぐにエリア検索をしてみるのをおすすめします。すぐに結果が出るので。
工事が2回あるのは5,000円を追加で払って同日にするか、そこは仕方ないと割り切りましょう。ただ、2回目の工事の時に工事不可でキャンセルだけはどうしようもできません……
上記のデメリット以外は間違いなく日本で回線速度はトップですし、顧客満足度も高いです。月額料金は戸建てで4,743円と安いです。
しかも今ならSo-netが無駄なオプション不要でキャッシュバックキャンペーン中です。
コメントを残す