NURO光は運営元のSo-netがNTTが使用していない光ファイバー、いわゆるダークファイバーを活用した回線サービスです。
NTTが提供するフレッツ光と同じ設備ですが、独自技術を使うことでフレッツ光の倍の2Gbpsを実現しています。
このページではNURO光がなぜ速いのか、その理由を解説しています。※正直技術的なことは知らなくても全く問題ないです。
目次で流れをパッと確認する
NURO光の速さの秘密はG-PONと専用のホームゲートウェイ(ONU)にあり

光回線は1本の光ファイバーケーブルを分岐して使う方式になっています。これをPONと言います。
PONにはA-PON、B-PONといった具合に種類が色々あって、1Gbps超のものとしてGE-PONとG-PONがあります。
フレッツ光やauひかりなどの下り最速1Gbpsの光回線はすべてGE-PONを採用しています。
NURO光はG-PONです。また、一部地域限定で下り10Gbpsのサービスを始めましたが、こちらはXG-PONという別の方式となっています。
名前は似ていますが、GE-PONの理論上の最大速度が1.25Gbpsに対してG-PONの最大速度は2.5Gbpsと倍になっています。
速度だけ見るとなぜフレッツ光はGE-PONではなくG-PONにしないのかと思われるかもしれません。
G-PONは速度にメリットがある反面、技術的にハードルが高く導入するのにコストが高くなってしまうデメリットがあります。
フレッツ光のような全国規模でサービスを提供する企業としては、導入コストが安く技術的に安定して使えるものを選ぶ必要がありました。
それから時が経って、G-PONの導入コストも下がって海外でも主流になりつつあったタイミングでSo-netが新たに下り2GbpsのNURO光をスタートしました。
ただ、光ファイバーは大変高価なものなので、So-netが自前で用意するとコストが高くついて月額料金が高くなってしまいます。
そこで、NTTが光ファイバーを引いたものの利用されていないダークファイバー(響きがカッコイイ)をNTTからレンタルすることで安価で提供できるようになりました。余談ですが、NTTの光ファイバーの利用率は30~40%程度で、使われてない方が多いのは意外ですね。
G-PONに対応した専用のホームゲートウェイ(ONU)

G-PONとGE-PONで規格が変わるので、設置するホームゲートウェイ(ONU)もG-PONに対応したものにする必要があります。
NURO光では標準で専用のホームゲートウェイが無料でレンタルできます。有線接続で下り最大1Gbps、WiFi接続で下り最大450Mbpsとなっています。
NURO光から提供されるホームゲートウェイにはいくつか種類があります。NURO光のホームゲートウェイの解説については下記関連記事をご覧ください。
細かいところではユーザー人口も関係している
ここまでNURO光が採用しているG-PONの規格上の優位点について書いてきました。
他にも細かいところでサービス利用者の数も関係しています。
フレッツ光では1Gbpsの回線を4分岐して、そこからさらに最大で8分岐します。したがって、1Gbpsを最大で32世帯で共有することになります。
お住まいの地域によってはフレッツ光ユーザーが多く混雑している状態になってしまいます。
NURO光もフレッツ光と同じ分岐の仕方ですが、利用者が増えているとはいえフレッツ光と比べるとまだまだ利用率が少ないです。
規格上の速度も勝っていて、利用者が少なく空いているので快適に使えるというわけです。
まとめ
- NURO光は海外で主流の最大2.5GbpsのG-PONを採用している
- レンタルするホームゲートウェイもG-PONに対応した専用のもの
- フレッツ光と比べてまだまだ利用者が少なく空いてる
以上がNURO光が他社サービスと比べて速度が速い理由となります。
実際に使う上で技術的なことを知る必要はありませんが、頭の隅にでも入れておいてくれれば幸いです(笑)
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